試し2

側面のメディウムの凸凹をカッターとヤスリで仕上げ(プラモでいうバリ取りみたいな作業)、表面が平らになるまで細かく塗り埋め&ヤスリ、320番で平らにした状態だとまだかなりスモーキーです。

ここからニスがけ、5日くらいかけて7、8回重ねると完成です。半分塗った状態の画像で色の見え方の違いが少しわかるかと思います。 ニスかけた状態でも、想定してたよりスモーキーになりそうですが、これはこれでアリかも? もしも漆黒の方がベターなら、素材そのものを変えて研究する必要ありです。

 

・たぶん、同じ構造で、3DCGでもっと細かく、50層くらい?とかに空間をわけて、透明な塩ビシートなんかを50枚用意して、各層を一枚ずつUVプリントで印刷して、広い空間にキレイに順番に吊れば、それはそれでもっと空間感が強調されてひとつの面白いインスタレーション作品にもなりそうだな、などと考えてみる。
それと今回のように絵画作品にすることの違いは、絵画を取り巻く色んな前提や、絵画を描く人の作業の乗り移りが宿るか宿らないか、みたいなところくらいなんだろう。ただそこにこそ微細なニュアンスが含まれて、抽象具合も増すはずで、鑑賞者にもなんとなくそのへんが感じられることが、おもしろいところなんじゃないか。